「メセナ」とは「芸術文化の擁護・支援」を意味するフランス語です。紀元前1世紀のローマ帝国初代皇帝アウグストゥスに、詩人や芸術家を紹介する役割を果たした重臣ガイウス・マエケナス〔Maecenas〕が、詩人や芸術家を手厚く擁護・支援したことから、
芸術文化支援を「メセナ〔mecenat〕」と呼ぶようになりました。
本来は個人で行うものですが、1970年代になってアメリカやヨーロッパなどで企業が盛んに芸術文化活動を支援するようになりました。
日本では1980年代末にフランスとの文化交流の中から、この言葉が使われるようになりました。 |