炭の表面には無数の極めて小さい孔があいていて、空気中のにおい成分を吸着する性質があります。その孔すべてが縦横につながっており、においや化学物質の吸着に役立っています。シックハウス症候群の原因物質といわれているホルムアルデヒドなども除去でき、クリーンな空気を保ちます。野菜や果物が腐敗するときに出るエチレンガスを吸着する働きもあります。
炭(竹炭)は、空気中の水蒸気(H2O)が一部分解してH+(+イオン)とOH-(−イオン)に分かれると、悪い要因であるプラスイオンを吸着し、体に良いマイナスイオンを増やします。
マイナスイオン効果で身体がリフレッシュするだけでなく、活性酸素を元の無害の酸素に戻す働きもあり、疲労回復や全身をリラックスさせるなどの鎮静効果があると言われます。
炭は、空気中の湿度が高いときには湿気を吸収します。竹炭の特徴は内部表面積が多いことで、1グラムの竹炭で300平方メートル(たたみ200畳分)もあり、その吸着力は備長炭の数倍〜10倍もあります。
逆に空気中の湿度が低いときには水分を放出するので、空気中の湿度を一定に保つ調湿効果により結露を防ぎます。人間は湿度が高くなると暑く感じ、乾燥すると涼しく感じます。湿度が安定することによって、冬は暖かく、夏は涼しく感じます。省エネ効果を期待できるほか、風邪や病気の予防にもなります。
竹炭の表面には、無数の小さな孔があいており、孔の断面が1000分の1ミリから1000万分の1ミリと大小様々です。
その孔すべてが縦横につながっており、水や空気中の有機物や不純物、また有害な化学物質までも吸着分解してしまい、嫌なニオイや不快なニオイを取り除くことができます。冷蔵庫で炭を使った脱臭を行なうのは有名なお話です。
炭は遠赤外線を放射しています。遠赤外線はいろんな物質から発せられていますが、特にセラミックや炭が多く放射されるのは有名です。
遠赤外線を吸収すると、身体を構成する分子の運動が活発化します。
分子運動が活発になれば細胞の活動も活発化します。血行がよくなり、新陳代謝も活発になります。
体を芯から温め血行促進などにも有効といわれています。
炭には防腐効果があります。アルカリ性の炭は湿度が調整されるとカビやダニの発生と活性化を抑えられ、医学界も注目するアトピー性皮膚炎や気管支喘息などの予防効果が期待できます。
2000年以上も大昔の中国のお墓で、5トンもの炭に囲まれた棺の中からきれいな遺体が発見されたお話があります。これは炭の防腐効果によるもので、雑菌などの繁殖を抑えて腐敗を進めない効果があると思われます。伊勢神宮や有名な神社や仏閣の地中にも炭を埋めて建物を維持しているものがあります。